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一週間


入山して一週間。あっという間でした。

今日は久しぶりに下山しましたが、麓の桜が少し咲き始めていて、山の上との季節感の違いを感じています。これからも毎週のようにこの道を行き来しますが、こうやって季節の違いを感じたり、何の不自由のない家での生活のありがたさを、これまで以上に感じる日々になると思っています。

この一週間は、先代の偉大さを痛感する日々でした。

この環境でたったひとり、通年で小屋を守り(しかも管理人になったときは、まともな電気も水もなかったらしいです!)、食事(ご存知の方も多いかと思いますが、かなり質が高かったと思います)を作り、登山道を整備してきたのです。一方で厳しい面も持ち合わせているので、大きな声で怒られたひとも多いかと思います。

僕は一生かかっても先代に追いつけることはできないと思っています。だからこそ、今度はチームで継承して、よりよい方向に発展させていきたいと思います。至らぬことは多いかと思いますが、どうか長い目で見守っていただけましたら幸いです。

さて、このところの山の様子をお知らせします。

入山時の様子ですが、まるで厳冬期のようでした。

週末はテントの方が1組のみ。とても静かなスタートとなりました。

月曜日の夜には再び雪となり、小屋の前で20センチ〜30センチ積もりました。ほとんどが風によって運ばれてきた雪で、この雪が翌日にかけて南側斜面で雪崩を発生させていました。

その後、急速に気温が上がっています。

昼間は小屋の前で雪が溶けてぬかるみが広がっています。なんとか雪で埋め戻して対応しています。

麓では桜が咲き始め、春を感じます。しかし山の上はまだまだ雪がたっぷりあります。しかも今年は、例年以上の積雪量となっています。

気温差が大きい時期でもありますので、朝は冷え込んでも10時頃になると一気に雪が重くなって、アイゼン団子ができます。これは小屋を早朝出発したとしても、ちょうど下山する時間と重なります。加えて鎖が雪で埋まっている場所もあり、いつもよりも危険度が増しています。ですので、特に下山は慎重かつ確実な歩行が必要だと思います。刃渡りよりも下部には危険箇所は少ないですが、今度は凍結箇所が多く注意が必要です。特にこのあたりはアイゼンを外して行動されている方が多いと思いますが、笹の平から下部にかけて、「もう大丈夫だろう」と思ったところに意外と落とし穴が潜んでいます。

最後の最後まで気が抜けないのが黒戸尾根。

しかしそれゆえに達成感も大きく、すばらしい体験になることは間違いありません。

小屋はいつでも皆さまのお越しをお待ちしております。

安全で楽しい登山計画で、甲斐駒ヶ岳にお越し下さい。

花谷泰広


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