低気圧の影響で大雪となっている地域もありますが、ここ数日甲斐駒ヶ岳にも細かい雪が降り続いています。今朝の小屋前の様子です。
昨夜のうちに小屋前の積雪量もさらに15cm程増え、今日も一日雪かきが主な仕事になりそうです。気温も朝6時でマイナス17度と最低気温になっています。
昨日スタッフが小屋まで入山しましたのでで、最新の登山道情報をお伝えします。
【登山口〜笹の平】
積雪はほぼありません。落ち葉が多いのでスリップにご注意下さい。
【笹の平〜刃渡り】
刃渡り手前の八丁坂から少しずつ凍結箇所や積雪が出てきます。チェーンスパイクが心強い味方になってくれます。写真は昨日の刃渡りの様子。時折吹き上がる風にも要注意です。
【刃渡り〜五合目】
特に黒戸山トラバースの辺りは吹き溜まりが多く、ほぼ膝ぐらいまでのラッセルとなります。また五合目への下りではさらに深雪になっている箇所もありますので、踏み抜きには十分気をつけて下さい。場合によってはスノーシューやわかんの使用を検討しても良いかもしれません。
【五合目〜七丈小屋】
連日の積雪と風で、一部のハシゴや鎖が埋まっている場合もあります。この場所でのスリップや転倒は大事故にも繋がります。一歩一歩確実に歩を進めてください。写真は六丈橋の積雪の様子です。
以上が昨日の小屋までの登山道状況です。これからお出掛けの方は、予定より時間がかかる事も想定し、十分余裕をもった計画でお越しくださいますようお願いします。
明日以降はじょじょに雪や風も落ち着く予報となっていますので、年末のお天気に期待したいところです!