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執筆者の写真kaikoma

黒戸尾根登山道情報(1月10日)


先日の気圧の谷の通過とその後の寒気の影響で、山の様子が一気に変わりました。本日管理人が小屋まで登山をした状況を報告します。

なお、これからしばらくは山の状況は日々変わります。小屋からの情報とその先の天気予報などで、山の状況を想像しながら登山の支度をしていただきたいと思います。

【登山口(770m)から笹の平(1500m)】

ほぼ雪はありませんが、笹の平近くから北側斜面で凍結箇所が出てきます。

【笹の平から刃渡り(2000m)】

先日の雨とその後の気温低下の影響で、完全に凍結しています。その上にうっすら雪が積もっています。アイゼン等の滑り止めがなければ、登山道の歩行は困難です。特に下山時は足が疲れてくる場所です。十分に気をつけて行動してください。

刃渡りも雪の下は完全に凍結しています。

【刃渡りから五合目(2200m)】

刃渡りまではチェーンスパイクで来れても、ここからはアイゼンの使用が良いでしょう。

刀利天狗下のハシゴ、鎖、補助ロープ全て使えます。ここも凍結していますので、アイゼンを効かせてしっかりと歩いてください。この場所も冬期の下山時に転落による死亡事故が発生しています。下山時は特に気をつけてください。

刀利天狗から五合目までの黒戸山のトラバースは、黒戸尾根の中でも雪が溜まりやすい場所です。今日は雪が締まって楽でしたが、今夜からの風の影響でまたトレースが消える可能性があります。

この区間はこれから雪が増えると小屋番はスノーシューを使用します。傾斜がない吹き溜まりは雪が深く、わかんでもかなり難儀をすることがあります。

【五合目から七丈小屋(2400m)】

ハシゴや鎖が連続する区間です。現在のところ、全てのハシゴ、鎖、補助ロープが使用できます。しかしハシゴや鎖そのものが凍りついている場所もあり、注意が必要です。

【七丈小屋から頂上】

本日単独の登山者が山頂から下山してきています。また黒戸尾根の登山者も八合目付近まで登山をしています。

雪が多かったとのことですが、わかん等は使用されていない様子でした。小屋から上部は場所によっては腰ぐらいまで潜る場所があります。わかん等の携行もご検討ください。

この週末は寒気が少し落ち着きそうな予報です。金曜日には管理人が下山しながら小屋まではしっかりトレースを付けておきます!皆様、ぜひお出かけください。七丈小屋はポカポカに暖めて皆様をお待ちしております♪


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