昨日の午後から吹雪となり、夕方には第1小屋と第2小屋の間、40mを移動するのにも、身の危険を感じるほどでした。
夜中も風のうなりで何度か目が覚め、早朝には小屋前が吹きだまっていたため、日が昇る前に雪かきのひと仕事。寒さは堪えますが、刻一刻と色を変える東の空を眺めていると、今日一日が始まることに、前向きな気持ちになれます。
雪自体はおそらく未明には止んだため、新たな積雪は10cmほどです。風は午前中にかけて強く、本日登山された方はなかなか厳しいコンディションだったようです。しかし、悪いことばかりではなく、風で雪が飛ばされたため、ワカンなどは不要でアイゼンで快適に登れたとのこと。
現在はすっきりとした青空が広がっていますが、風はやや強めです。
今朝は連泊のお客様は幾分風が弱まって来てから小屋を出発され、無事山頂往復されています。この時期は日々コンディションも変化しますので、出来る限りゆとりを持った計画でのお越しをおおすめ致します。
明日も高気圧の影響下にはありそうですが、早くも崩れが出てくるかもしれません。最新の天気予報をご確認の上、登山されますよう、お願いいたします。