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  • 執筆者の写真kaikoma

登山道情報(3/2)


昨日は春の嵐で入山は延期。プライベートでも連続で山に登っていたので、ゆっくり体を休めることができました。

そして本日、スタッフが入山しましたので、状況を報告いたします。 

笹ノ平までは足首程度の積雪。このあたりは雪から雨に変わったようで、ほどよく締まっており、早朝はアイゼンで快適に歩けました。スタートが遅くなると、歩きにくくなるかもしれません。

笹ノ平先のトラバースから積雪は足首を超え、八丁坂手前の観音様より、ワカンに変えました。しかし、八丁坂自体は傾斜が強めであることと、雪の状態により、ワカンの効果をいまいち感じられない区間でした。

ワカンが本領を発揮するのは、刀利天狗から先で、ここから五合目までは本当に雪が深いです。平均で腿、最大腰といったところです。いつもならば、「交代!」と言えば先頭を変わってもらえるので、スプリント的なラッセルで済みますが、今回は一人なので、省エネモードで地道に進みます。

このあたりはスノーシューの方が楽なのでしょうか。しかし、スノーシューは私の欲しいものリストの18番目くらいなので当分買えそうにありません。それまでは、ダサかっこいいで行きましょう。

五合目で下山のスタッフとすれ違いましたが、そこから先、下山一人分のトレースがあるだけで、労力は雲泥の差でした。風が強く、ハシゴや鎖の多くは雪に埋まっていませんでした。

まだ、小屋周辺では、風が唸っていて、外に出るのに躊躇する状態です。小屋番二人のトレースも、風にかき消されてしまっている部分もあると思います。

冬型が決まらなくなり、高気圧に覆われる日には春を実感する季節となりました。しかし、低気圧を中心とした荒天は、山では雪となり、積雪量が最も多い季節は、むしろこれからです。

積雪の量や状態により、行動時間は大きく左右されるので、余裕のある計画でお願いします。いずれにせよ、今週末はスノーシューやワカンは必携です!


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