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執筆者の写真kaikoma

重たい雪


一昨日の晩から降り始めた雪は、昨日の午後まで降り続きました。

谷から強い風が小屋の正面へ吹き付けて、あっという間に吹き溜まりました。

小屋の前の雪を掻いて、昨日の午後に登山道の様子を見に少し下りましたが、いやはや重たい雪は太股まで潜る状態。

麓も雪だったようなので、登山口から再び雪の道となったようです。

現在は二人のトレースが小屋まで付いてますが、近いうちに黒戸尾根を歩く計画している方はそれなりの装備が必要でしょう。

万が一のためにもビバーク用意も忘れずに。

今朝の気温は-8度。

現在は気温もぐんぐん上がりプラスになってます。

木の枝に被った雪がどすどす落ちてます。

水を含んだ重たい雪もぐんぐん溶けるとは思いますが、しばらくはラッセルや踏み抜き用心してね。

そして、本日も荷上げに来てくれたヒマラヤキャンプ歩荷隊メンバーが、登山道の様子を撮影して送ってくれました。午後下山中の黒戸山トラバースと刃渡りの様子です。昨日一昨日でまたぐんと積もったのがわかります。

日中の晴天で雪がくさり、かなり足を取られたそうです。前回の締まった雪の時に比べて、1.5倍以上の時間を掛けて小屋まで上がって来てくれました。

再三お伝えしていますが、この時期の黒戸尾根は足元のコンディション次第で相当時間もかかります。おそらく明日以降の週末も気温の上昇と共にズボズボがひどくなると予想されます。

昨日も、日没までに小屋までたどり着けずに途中でビバークされた方もいらっしゃいました。どうか時間に十分ゆとりを持ってお出掛けいただけますよう、お願い致します。

※黒戸尾根上、特に笹の平から上はドコモ以外の携帯電話はほぼ繋がりませんので十分ご注意ください。また冬場は電池の減りも極端に早くなりますので、予備バッテリーなども備えていただけるようお願いします。


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