みなさん、GWはいかがお過ごしでしょうか。
今朝摩利支天まで行ってきたので報告いたします。
出発直後、振り返るとテント場からの雲海が神々しく見えました。テント場の雪もだいぶ溶けてきました。
八合目から核心部の大岩までは、冬期は尾根上を歩く箇所がありますが、黄蓮谷側(向かって右側)をトラバースする夏ルートに変わっています。このあたり、傾斜が強いので滑落に要注意です。
核心の大岩〜ルンゼの箇所です。大岩の上あたりに人が見えます。先日ブログに書いた通り、大岩の左側をいく夏道が、すでに使用できます。
ルンゼの取付きで雷鳥のつがいを見つけました。人の少ない静かなこの時期は、遭遇率高めです。緊張する場面ですが、少しほっこり。
ルンゼは基本は岩でその間に氷が詰まっている状態。しっかりと三点支持で登ってください。
山頂から北沢峠に向かう道には、ぱっと見たところ残雪はありません。アイゼンを外して下りました。
ところが、摩利支天への分岐の手前で50mほどの雪渓をトラバースする箇所がありました。こういうとき、いちいち面倒だとは誰もが思いますが、横着せずにしっかりアイゼンを着けましょう。
そして、摩利支天の山頂。実は行ったことがなかったのです。
なんだか突き刺すような視線を感じて振り返ると、、、
あっ、すみません。
いや、別に悪いことはしてないか。
穏やかな青空のもと汗を流して、朝ごはん食べる。小屋での生活は不便なことも多いけど、なんだか満ち足りた気分になりました。
山のコンディションとしては微妙な時期ではありますが、気候としては黒戸尾根を登るにはとても良い時期です。
GW後半、黒戸尾根。いかがですか。