秋雨前線の影響もあり、不安定な天候の日が続いています。気温も今日は1日を通して13〜15度前後。朝晩は小屋にいても防寒着が必要な時期になりました。
麓はまた暑さがぶり返しているようですが、小屋周辺を吹く風もすっかり秋の雰囲気です。
今朝の富士山方面の景色です。高曇りになってはいましたが、とても幻想的な風景でした。
さて、先日よりお知らせしている尾白川渓谷登山口付近の熊とハチについて続報をお知らせいたします。
少し分かりにくいですが、登山道を下から登ってきた写真です。
右の大きめの木の皮が剥がされていることが確認できます。
急登を登りきった後で足元しか見えない場所かもしれませんが、注意喚起の看板がありますので、ここはしっかりと前を見て歩いてください!
木の側は平坦地となっていますが、ここでの休憩は絶対にしないでください!
次は下山中のアングル。黒戸尾根と尾白川渓谷の尾根道分岐付近から見た写真です。
川の音が大きくなり、長い下りが終わって気が抜けるところでもあります。
登山道を下っていくと左手に件の木があります。
休憩に適した場所ではありますが、木からできるだけ離れてできるだけ早く通過してください。
下山してくると、分岐近くには注意喚起の看板も立ててありますが、一番の目印は環境省が設置している登山者カウンターです。
少し見えづらいですが、奥に木が確認できます。
懸案の熊につきましては、先週の対応後は素人目で見る限りは新たな爪痕はありません。
このまま落ち着いてくれることを祈っておりますが、念の為、早朝や夕方の通行につきましては厳重な注意をお願いいたします。
しかしながら、このところ問題となっているのが、この現場でスズメバチに刺される被害が続いているということです。
ミツバチの巣を狙って、熊だけでなくスズメバチも来ています。
目視でもよく確認ができました。
少しでも木に近づくと攻撃してくる可能性があります。
こちらに関しては、早朝や夕方を問わず注意が必要です。
昨年も別の現場でハチ刺されによるヘリレスキュー案件がありました。
登山をされる皆様におきましては、十分に注意の上、通行をお願いいたします。
黒戸尾根の登山者だけでなく、尾白川渓谷を散策に来られている方も同様です。
しばらくの間は要注意です!