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4月21日の日記

  • 執筆者の写真: kaikoma
    kaikoma
  • 2019年4月21日
  • 読了時間: 2分

ここのところ暖かい。

下界の話ですが。

昼間は半袖でも平気な街から、昨日小屋に戻りました。

登山口の気温は+8度。

歩き始めれば汗ばんでくる。

すっかり里は春山。

まだ彩り少ない山の中、ミツバツツジの色が目に嬉しい。

里の春山の向こうにはまだまだ冬をまとった稜線が見える。何となく気が引き締まる。

笹平からしばらく歩くと不快極まりないドロドロの道に。

避けて歩きたいけどそうもいかず。

絶対に転けたくない。凍結箇所よりもある意味緊張する。

刃渡り。

ずいぶん雪は減ったなあ。

ちなみに前回下山した15日の刃渡り。

前日に降った雪でたっぷり。たった5日間程度でここまで減った。

あれから降雪もなく気温も上がり、駆け足で春に追い付こうとしているようだ。

昨日の五合の梯子。

日陰の箇所は雪解けもゆっくり。

ここから上は緊張する箇所が連続する。

まだまだ冬装備だ。

陽が高くなれば更に気温も上がり、アイゼンが団子になったりズコズコ踏み抜いたり。

特に下りでは滑落や捻挫や骨折に至ることもある。気を付けよう。

雪の少なかった厳冬期から、4月に入って思い出したようにたくさん降雪があった。

しかし解けるのも早い。

日一日と目まぐるしく変化する登山道。

下界の春の陽気に惑わされぬよう、今しばらくは冬の装備で山頂を目指してもらいたい。


 
 
 

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