今年の梅雨は、例年になく梅雨らしい梅雨?となり、すっきりとしませんね。
そんな梅雨空の中、スタッフが7/7(日)に小屋に上がりましたので、小屋までの登山道状況を報告致します。
*登山口〜笹ノ平
登山道上には歩行の障害になるようなものはなく、問題なく歩けます。
天気が良い日はとても暑くなるので、小まめな水分補給を心掛けて登って来て下さい。
天気の悪い日も、カッパを着て登ると暑くて汗をかいてしまいがちですが、汗冷えの元なので、汗をかかない位のゆっくりしたペースで歩く事をオススメします。
*笹ノ平〜刃渡り
こちらも問題無く通行出来ますが、雨が降ると足元が泥でぬかるんで、とても滑りやすくなります。
八丁坂の辺りでは、登山道の侵食により木の根が露出した上を歩く場所があり、雨で濡れるとこちらもとても滑りやすいです。充分注意して通過して下さい。
雨が降ると、何処からともなく現れます。踏んづけないように足元に気を付けて…
濡れた木の根が滑ります。
*刃渡り〜五合目
刃渡りを過ぎると、いよいよハシゴ場や鎖場が出て来ます。すれ違いが困難な狭い箇所もあります。
基本は登り優先ですが、状況に応じて譲りあって安全第一で通過して下さい。
この辺りは今の時期色々な花を楽しむ事が出来るかと思います。
オサバグサ。白い小さな花です。
イチヨウラン。
これらの花はとても小さく繊細です。登山道を外れて踏んづけたり、ストックで突いてしまわないように大切にしてあげて下さいね。
*五合目〜七丈小屋
五合目から小屋までの区間は、ハシゴ場、鎖場の連続です。
疲労も溜まって来て、しんどい所ですが、一瞬の油断が大きな事故に繋がります。ゆっくり慎重に登って来て下さい。
ハシゴに使われている樹脂製の擬木は、雨に濡れると滑りやすくなります。
両手でしっかり掴んで、一歩ずつ確実に登って下さい。
*七丈小屋より上は、私は行っていないのでお客様に伺ったお話になってしまうのですが、登山道上の雪は無くなり、アイゼン等の滑り止めは必要無くなったようです。
浮き石や、大きな岩の上に乗ったザレに足を取られないように注意して歩いて下さい。
もうしばらく梅雨空が続きそうです。
スカッとした夏空がそろそろ恋しい所ですが、しっとりとした緑鮮やかな森を歩けるのもこの時期の大きな魅力です。
もしお越し頂く場合は、天気予報を良く確認し、万全の雨対策でよろしくお願い致します。
オマケ。今朝(7/8)の鳳凰山と富士山。
タイミングが合えば、こんな景色も楽しめます。