山梨県北杜市では、朝から気持ちのいい青空が広がっています。
先週に続き昨日からスタッフが小屋に上がり、再開に向けた準備を進めております。また再開にあたっては、北杜市観光課とも連絡を密にしております。
今後の甲斐駒ヶ岳黒戸尾根及び七丈小屋の再開スケジュールにつきまして、現時点での状況をお知らせいたします。
5月31日まで
山梨県の登山自粛要請もありますが、黒戸尾根七合目付近のハシゴ修復工事のため、通行止めとさせていただいております。この週末のうちに修復作業を仕上げ、通行できるようにいたします。今しばらくお待ち下さい!
6月1日から
「山梨の登山・山岳情報ポータル」から山梨県内における登山についてのご案内があります。
こちらをご確認の上、入山をお願いいたします。
特に「登山者が徹底する5つのルール」(PDF)をご確認ください。
「体調に不安がある場合は絶対に入山しないこと」
「山小屋・テント場の営業確認・事前予約を徹底すること」
「十分に難易度を落とした山選びをすること」
「混雑を回避する登山計画により行動すること」
「感染予防グッズを携行し、ゴミは持ち帰ること」
それぞれの項目に詳しい解説があり、ぜひご一読ください。
七丈小屋の設備につきましては、現在感染対策の作業を進めております。
作業が終わるまで小屋の設備はトイレやテント場、水場も含めて使用ができません。
十分な水分や食料を持ってお出かけください。
・刀利天狗~五合目
・七丈小屋から上部
こちらの区間にはまだ残雪がたくさんあります。また気温によって雪の状態は大きく変化します。コンディションが読みにくい季節ですので、自信のない方は雪がある程度消えるまでもう少しお待ち下さい。
七丈小屋の再開スケジュールは次の通りです。
6月10日ごろまで
小屋の感染対策作業と並行して、水源の整備と水の供給再開、トイレの汲み取り作業を行います。この作業がトラブルなく完了すれば、夏山を迎えることができます。
無事に完了しましたら、6月10日頃からご予約の受付を開始したいと思います。
6月19日(金)ご宿泊より利用再開へ
小屋を再開するにあたっての詳しいご案内は、後日改めてさせていただきます。
感染予防を徹底するため、受け入れ人数を大幅に縮小し、清掃作業に多くの時間と集中力を使うことから、営業内容につきましても縮小をさせていただきます。
こちらにつきましても、6月10日頃に発表させていただきます。
下記はほんの一部に過ぎませんが、現在検討中の内容です。
・定員は8名、完全予約制とさせていただきます。
・テント場につきましても、予約制を検討しております。
・可能な限り混雑状況を可視化いたします。
・ご宿泊の方には二食ともお食事の提供をいたします。
・定休日を設けさせていただきます。
・売店の営業はいたしません。
また山小屋の対策だけでは感染予防はできないことから、皆さまにお願いしなければならないことも多々ございます。どうぞご協力のほど、よろしくお願いいたします。
さて、5月中旬頃、作業のために2ヶ月ぶりの登山で小屋に上がりました。
非常に息が上がり、荷物が担げなくなっていることに愕然としました。
また下りは、いつものように足が動かなかったことをよく覚えています。2ヶ月に及ぶ自粛生活によって、想像以上に体力や脚力が低下していることが考えられます。
ご存知の通り、黒戸尾根はとても長く厳しい尾根道です。
いきなり黒戸尾根ではなく、まずは近場の山で身体を慣らしておいてください。
再開、そして再会に向けて、今しばらくお待ちください!!!
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