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  • 執筆者の写真kaikoma

5/29 登山道情報


5/29現在の登山道状況をお伝えします。 【尾白川登山口〜笹の平分岐〜刃渡り】 この区間、雪はありません。汗をたっぷりかく区間ですので、水分をしっかりとご準備の上お出掛けください。 【刃渡り〜刀利天狗〜五合目〜七丈小屋】 刀利天狗を過ぎ、五合目手前黒戸山トラバース辺りから少し残雪が出てきますが、アイゼンは必要ないでしょう。五合目以降の鎖場、ハシゴにも雪は付いていませんのでアイゼン装着の状態はかえって転倒の危険が高まります。一段一段慎重に、あわてず進んで下さい。 【七丈小屋〜頂上】 この区間、雪上を歩くのは4割程度までに雪解けが進みました。地面、岩場、雪上と、かわるがわる足元の状況が変化しますので、装備に迷う方も多いかと思います。登りの際は万能なチェーンスパイクがおすすめですが、地面が露出したハイマツ帯での引っ掛けには要注意です。 テント場もだいぶ地面が露出して来て、設営もしやすくなってきています。水は小屋でお分けしますので、ぜひご利用下さい(お一人様2リットル程度を無料で差し上げます)ここからの日の出は最高です!

下の写真はテント場〜八合目の斜面です。この辺りはまだだいぶ雪が残っています。トレースを忠実にたどってください。また下山の際は踏み抜き、スリップの多い箇所ですので要注意です。

続いて八合目〜九合目大岩部分の様子です。5月中旬と比べだいぶ雪解けは進みました。

ただ日当たりの悪い場所ではこの様に雪が付いています。しっかり鎖を掴んでスリップには十分注意して下さい。

九合目から先の岩場の鎖も全て露出しています。

体全体を使って慎重に高度をかせいで下さい。黒戸尾根から甲斐駒ヶ岳に登る醍醐味を1番味わえる場所だと思います。 山頂部に雪はありませんが、少し岩陰に入ると雪や氷が残っている箇所もあります。足元にも気を抜かずに、360度の展望を楽しんで下さい!

山頂から黒戸尾根を往復される際の下山時、とくに残雪箇所では細心の注意をお願いします。朝7時以降は急速に雪面が緩みはじめるため、時間帯によってはチェーンスパイクでは効かない場合もあります。特にまだ雪量が多い八合目下の急斜面はスリップが多い箇所です。面倒でもここだけは10本爪以上のアイゼンを装着するなど、経験に合わせた装備を選ぶようにして下さい。日中は踏み抜きに苦戦される方も多くいらっしゃいます、ピッケルかストックも必携です。 登山道の残雪状況は日々変わります。最新情報は小屋直通電話(090-3226-2967 10時〜18時)までお問い合わせ下さい。 七丈小屋では、皆様のお越しを心よりお待ちしております!


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