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  • 執筆者の写真kaikoma

登山道情報(3月11日)


本日スタッフが入山しましたので、小屋までの登山道情報をお知らせします。

【登山口〜笹の平】

今日の時点では、登山口から標高1000mくらいまで積雪はありませんでした。そこから上は北側斜面を通る道には一部凍結箇所がありますが、すぐにまた土道に。しっかり雪道になるのは1300mから上部でした。こんな時は、チェーンスパイクがほんとに便利だなぁと思います。凍結箇所、凍土箇所などが変わるがわる出てくる場面、傾斜のゆるい場所であれば短い爪でもよく効いてくれます。

【笹の平〜刃渡り】

少しずつ積雪は増えてきますが、トレースもしっかりあり、足が埋まる程ではありません。今日はここまでチェーンスパイクを使い、刃渡りからは12本爪アイゼンに履き替えました。写真は本日の刃渡りの様子です。

【刃渡り〜五合目】

ハシゴ場の鎖やロープは全て使えます。黒戸山のトラバースもよくしまっていて歩きやすいですが、たまに踏み抜き後の深い穴があるので注意しましょう。

【五合目〜七丈小屋】

この間の鎖やロープも今日は全て雪に埋まることなく使えました。ただし湿り雪や雨の後は岩に凍りついてしまう場合もあります。また階段上にうっすらついた雪はとてもいやらしいです。アイゼンの引っ掛け、スリップには十分ご注意下さい。(写真は五合目の長い階段を上から見た様子です)

また今日はちょうど小屋直下の岩場の核心部で下山の方とすれ違いました。バランスよく重心を保って、岩の階段での足の切り替えもスムーズに下りて来られていました。

以上が小屋までの本日の登山道状況です。

小屋から山頂までは、今日も数名往復されています。ここ数日の気温の上昇で、特に日当たりのいい場所では踏み抜きが多かったそうですが、持参されたスノーシューやワカンは使われなかった方が多い様子でした。日々状況は変化しますが、今後お出かけ予定の方はご参考下さい。

ところで、今日は管理人花谷泰広のプロジェクト「ヒマラヤキャンプ」のメンバーが七丈小屋へトレーニングを兼ねて歩荷に来てくれました。平均年齢なんと23歳の若者達!3人で実に70kg以上の荷物を運び上げてくれました。若いって素晴らしいですね!それぞれの夢に向かって、全力で取り組んで来て欲しいと思います。ありがとうございました!


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