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  • 執筆者の写真kaikoma

4/27の日記

七丈小屋からこんばんは。

現在のお天気は晴れ、気温は+1.7℃(19:00)。


今日は終日良いお天気で、空気も澄んで遠くの山並みもきれいに見えました。

朝に山頂まで登山道の様子を確認して来ましたので、状況をお伝え致します。

第1テント場は、かなり雪が少なくなりました。

第2テント場は、まだ半分以上雪に覆われています。

七合五勺~八合目までは、かなりハイマツが出て来ましたが、雪は繋がっています。

テン場~七合五勺までは、まだまだ雪が厚く残っています。

テン場~八合目までの区間は、前爪のあるアイゼンの方が安心して歩けます。

八合目御来迎場は、日当たりが良い為雪は無くなりました。

雪は残っていますが、夏の登山道で山頂まで行く事が出来るようになっています。

この場所は、大きな岩の上を飛び石の様に通過する場所ですが、岩は雪に埋もれています。

ルンゼの取り付きのコルへ下る場所です。

雪の急斜面をトラバースします。

短いトラバースですが、ここでの滑落は致命的です。

用心して進んで下さい。

ルンゼ内の雪はほぼ無くなりました。

アイゼンを履いていると、爪が引っ掛って登り降りがしにくいです。

足を踏み外さないようお気を付け下さい。

烏帽子岩(二本剣の刺さった岩)手前から、再び雪を踏むようになります。

足元の状態が目まぐるしく変化します。

今日は空気が澄んで素晴らしい眺めを楽しめました。

富士山もくっきり♪

九合目上のスラブ状の岩場は、完全に雪が無くなりました。

ここもアイゼンを履いていると歩き難いです。

お気を付けてお進み下さい。

山頂直下の北側斜面は、かなり減ってはいますが依然として雪が残ります。

山頂付近は雪が少ないです。

日本の標高1,2,3位(富士山、北岳、間ノ岳)を同時に眺められました。

美ヶ原の奥には、遠く頸城山塊まで見る事が出来ました♪

摩利支天方面には、白砂の山肌が広がります。


現状ではまだ前爪のあるアイゼン、ピッケルを用意した方が安心な状況です。

特にテン場上~七合五勺には豊富に雪が残り、気温が上がって雪が緩んだ時には、チェーンアイゼンでは心許ない感じです。

アイゼンで岩場を歩く事にも慣れが必要です。

気候的には穏やかですが、状況判断、技術的には難しい時期ですね。

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