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  • 執筆者の写真kaikoma

爽やか歩荷隊

九州の西を大きな台風が縦断中ですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

各地で大きな被害が出ないことを祈るばかりです。


台風から遠く離れたここ七丈小屋では、土曜日の夜は激しい雷雨、昨日日曜日は予報よりも天気は悪く終日雨、そして今朝は少し青空が見えたものの、いまは雨が激しくなってきました。これだけ大きな台風だと、遠く離れていても影響は大きく受けるものだと再認識させられます。

今日は南東方面からの風が強く入る気圧配置ですので、南東側に開けている黒戸尾根はまともに影響を受けます。数値予報では今日いっぱいは台風の影響を強く受けそうで、その後もスッキリとしない天気が続きそうです。今日は一旦下山したいのですが、、、ためらわれる状況です。


先週前半は七丈小屋の臨時休業にご協力をいただき、ありがとうございました。

秋山シーズンに向けて、そして今後に向けて有意義な時間を過ごすことができました。


さて、金曜日には8名の有志の皆さまによる歩荷支援がありました!


この写真がとてもいい感じだったので、思わず「爽やか歩荷隊」と命名させていただきました(笑)


登山計画は黒戸尾根〜甲斐駒ヶ岳〜八丁尾根の下山で、七丈小屋から一気に八丁尾根を下山するチームと、六合石室でもう一泊してのんびり2泊3日で周遊するチームに分かれていました。


皆さま個人装備を合わせると、何と20キロ近い荷物で来てくださいました!

そろそろ底をつきかけていた玉ねぎやじゃがいもなどの重たいお野菜がたっぷり補充され、さらに小屋へのたくさんの差し入れも持ってきてくださいました。黒戸尾根は普通に登っても大変な場所。皆さまのお気持ちに感謝の気持でいっぱいです。。。本当にありがとうございました!


さて、その爽やか歩荷隊からの報告があります。

六合石室の水場ですが、早くも最初の水場が枯れているようです。

最初の水場からさらに沢を下った場所まで行かないと水が補給できないようですのでご注意ください。マーキングはされています。



9月に入って日没が早くなり、気温もどんどん下がってきました。


早出早着の登山計画は基本ですが、加えて寒暖差対策や台風や秋雨による不安定な天候、雨に伴う登山道の変化など、考えなければならない要素はたくさんあります。天気予報や行動判断なども、インターネットや小屋への問い合わせで答えを求めるのではなく、自分なりに想像をして計画を組み立てると、たとえ失敗だったとしても理解が深まり、次の登山に活きる気がします。情報がなかった時代は、計画立案にもっと時間をかけていました。便利になって手軽になりましたが、たまには少し時代をさかのぼってみるのもいいのかもしれませんね。

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