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  • 執筆者の写真kaikoma

厳冬期登山・ご宿泊される皆さまへ


全国的な寒波となっていますが、七丈小屋周辺でも昨日今日と朝はマイナス20度、日中でもマイナス15度と、厳しい寒さとなっています。また風もかなり強く、登山中の体感温度はさらに下がる状況です。

昨日スタッフが入山しましたが、樹林帯でも北風が強く、じっと立ち止まって休憩するのも辛いほどでした。できるだけ汗をかかないペースの登山で体を冷やさないことや、目出帽などの防寒小物の準備など、ちょっとした工夫が必須です。(写真は今朝の山頂方面の様子です。風が強く霞んでいました)

登山道状況ですが、昨日の時点では笹の平から刃渡りまではチェーンスパイク、刃渡りから上は12本爪アイゼンを使用しました。積雪状況は日々変わりますが、いずれにしても凍結箇所での転倒や滑落には十分ご注意ください。

この時期ご宿泊される方に改めましてのお願いがございます。ここ数日、ご予約されても連絡がなく日没後にご到着される方がいらっしゃいます。この時期、樹林帯では17時前には暗くなります。ご予約の際もお伝えしていますが、遅くとも16時までには小屋にご到着いただけるようお願いいたします。冬は日も短く、積雪期は無雪期より1.5倍以上登山時間がかかることもあります。到着が遅れる場合は小屋に一報ご連絡をいただきたいのですが、黒戸尾根登山道上はドコモ以外の携帯はつながりにくい電波状況です。またこの寒さで電池の消耗も早く、こちらからの連絡が取れない事も多々あります。

ご出発の時間を早めていただくなど、ご自身の体力に見合った登山計画でお出かけくださるよう、重ねてお願いいたします。

今後もさらに寒さが厳しくなるシーズン。この時期の登山にふさわしい装備や計画を、改めてご確認いただけますようお願いいたします。

冬季営業について」・「小屋からのお願い」に関しても、お出かけ前にいま一度ご確認ください!


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